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浦島太郎の真相〜恐ろしい八つの昔話 鯨統一郎



ここは「森へ抜ける道」という名の日本酒バー。常連の僕・工藤と山内、マスター・島の「ヤクドシトリオ」は、今夜も益体もない話に花を咲かせている。私立探偵である僕が、どうしても謎が解けない殺人事件のことを話すと(というか、山内とマスターが勝手に話してしまうのだ)、同じく常連の美人大学院生・桜川東子さんは、上品にグラスを傾けながら、なぜか日本のお伽話になぞらえて鮮やかな推理を展開する―驚嘆、そして思わず納得。『九つの殺人メルヘン』に続く、珠玉のバーミステリー。

***

いや〜、面白かったです。
鯨さんの作品、好きだなぁ。ミステリーといっても、タイトルのように怖い話じゃないし、
毎回毎回、そうかそういう考えも出来るなぁと納得してしまう。
それにしても、サラッと書いているこの短編を書くのに一体どれだけのおとぎ話を読まれたのだろう・・。
すごい解釈だし、それにまつわる殺人事件も上乗せされてるんだから凄い。
前回の九つの殺人メルヘンより、さらにテンポよく、ヤクドシトリオの世間話がめちゃめちゃ盛り上がったところで、事件の話が始まる展開が良かった。
マスターの発言に対する、工藤の心のツッコミが面白くて、何度ぷぷッと笑ったことか!
これは、鯨さんは作家さんといえど、いろんなことを本当によく見て知っているんだなぁと
改めて驚かされた本です。お笑いとかね、凄い見てるんですね・・。笑

theme : 小説
genre : 小説・文学

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